明治８年に佐渡・羽茂大崎に生まれた写真家・葛原吾市が佐渡全域を撮影した

明治〜昭和初期の貴重な写真を展示する特別展が、羽茂大崎の大滝楽舎で開催されています。

カメラや銀塩写真が貴重だった時代に、葛原吾市は大崎で旅館業のかたわら写真館を

営んでいたそうです。

佐渡各地に残るむかしの写真の多くは、葛原吾市による写真が多いとか。

いまも変わらない農村部の風景のほか、かつて盛んだった工業や活況を呈する港の様子が、

生き生きと写されています。

大滝楽舎が収集していた葛原吾市の写真（パネルや原版）が劣化し、

その修復のためにデータベース化と写真集の制作を行いました。

その発刊記念となる展示で、同内容の写真集も刊行されています。

大滝楽舎には、当時使われていた民具や生活道具なども展示されています。

むかしの佐渡を体験しにお越しください。

【写真展「山里の写真家　葛原吾市　〜明治・大正期の佐渡」】

展示期間：2023年３月１日〜８月３１日

会場：大滝楽舎２階展示室（9〜17時）

　　　佐渡市羽茂大崎2184

お問い合わせ：00-9343-1155（葛原）

写真集は大滝楽舎など島内各地で販売