佐渡は果物の名産地です。

柿やりんご、桃やいちごなどがたくさん栽培されていますが、冬の始まりに楽しみなのが、

幻の洋梨と言われているルレクチェです。

国内でもごく一部の地域でしか栽培されておらず、その８割が新潟で、

佐渡でも南部の羽茂地域近辺でごく少量の栽培が行われています。

洋梨といっても、食感はよく熟した柿のようで、濃厚な甘みと強い香りが特徴。

都市部では百貨店などで高級果物として販売されています。

ルレクチェの収穫は、実は10月に行われています。

収穫直後は甘みが少ないため、約１ヶ月半かけて低温で保管し、甘みを増す追熟を行います。

食べごろの出荷は11月下旬から12月中旬まで。

ごく短期間しか流通・販売されないのも幻と謳われるゆえんです。

都市部では高級品として珍重されますが、生産地である羽茂では、地元スーパーに並ぶ季節の

果物のひとつです。地元の温泉では、入浴客に無料サービスをすることもあります。

ルレクチェはカットフルーツとして食べるほかに、ジャムにしたり、生クリームとの相性も

ばっちりです。

地元新潟の塚田乳業の生クリームをホイップにして、自家製ショートケーキにすると、

さっぱりとした濃厚な甘さが引き立って絶品です。

地元での出荷や販売は12月中旬には終了しますが、ごく少量が1月でも店頭に並ぶことも。

冬の佐渡へ来られたら、ぜひ地物のルレクチェを探して見てはいかがでしょうか。

佐渡産のルレクチェは生産地のA羽茂で通販できます。

2022年は販売終了。例年11月ごろから予約販売開始。

【JA羽茂オンラインショップ】

https://www.kaki-jahamochi.com/