しまだより

2022.02.01
ライフ

佐渡の冬「何もない」がたくさんある島

# 日常 # 雪 # 冬 # 景色
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北国・新潟の中にある佐渡ですが、意外なことに積雪はあまり多くありません。

沖縄本島と同じく周囲を海に囲まれた「海洋性気候」のため内地に比べて夏は気温が低く、

冬は気温が高い傾向があります。

1日のうちでも天気が変わりやすく、吹雪いたと思えば急に晴れ間が見えたり、

雪雲も海風にどんどん流されてゆきます。


 

自分が住んでいる山間部は、標高も高いので平野部に比べて気温も低いため、

雪が多く積もりやすいですが、家も人口も少ないので市街地と違って毎日雪かきする必要もなく、

道路に除雪車が入って車が走れば、あまり不自由なく暮らせたりします。

 

この冬は久しぶりに雪が積もり、佐渡の山奥にも数年ぶりに雪景色が戻って来ました。

雪には断熱性があるので、積雪があっても吹雪いたりしなければ意外に寒くなりすぎず、

穏やかで静かな暮らしができます。




 

自分は佐渡の山間部で「コーヒー焙煎」という仕事をしています。

カフェやお店への販売が中心で、自分のお店(カフェや販売店)はやってないので、

冬になり山が雪に閉ざされると、山奥でコーヒーを焙煎したり、お客さんへの発送の仕事をしたりと、ほとんど山から出ずに過ごします。町に出るのは週に1、2回ということも珍しくありません。

 

冬の佐渡は、賑やかな催しは何もないですが、東京から来た知り合いは「『何もない』がたくさんあって逆に贅沢」と羨ましがっていました。空気も光もきれいで、水は冷たく透き通っていて、魚も野菜もコメも(そしてお酒も)美味しい佐渡の冬です。




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佐渡の山奥でコーヒー焙煎所オケサドコーヒーをやっています。焙煎所お隣の里山カフェ山里で週末にコーヒーを淹れています。

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