しまだより

2021.11.22
ライフ

手ひとつで生み出される佐渡の伝統工芸 藁細工と締張馬

# 日常.羽茂大崎 # 伝統工芸 # 藁細工
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佐渡は米どころで、島中あちこちに田んぼがあります。

稲が実ってお米として収穫された後の藁も、昔は草履や蓑笠など、身近な日用品に使われてきました。藁細工の技術は、農家に代々伝わる技術のひとつでした。

いまは受け継ぐ人も少なくなりましたが、私の住む羽茂大崎の中でも山深い締張地域には、

藁細工職人の方もまだおられます。


 

ご高齢のご夫妻の手先と藁だけで、いろんな細工が作り出されます。

締張地域の守り神である締張馬を飾った注連飾りは、悪い魔が入ってこないように締張地域と

よその地域の境に吊るされています。


 

小さな注連飾りは、家々の軒先に吊るされます。

ひとつ一つが手作りで毎年架け替えられて、古くなったものは毎年1月15日に地域ごとに催される

「とうど」(どんどん焼き)に焼べられます。


 

かつては日本各地でこのような伝統工芸や風習があったのですが、

今はごく限られた僻地のような場所にしか伝わっていません。

自然と生活と人の一生を繋げる大切な儀式だな…と今も感じます。

 

佐渡には、都市部にはもう残っていない伝統や歴史、たくさんの物事が、今もなお伝わり残っています。ぜひ昔の日本と出会いに、佐渡へ来てください。


【大崎・締張地域】

佐渡南部の町・羽茂から車で30分ほど山に入ったところにある小さな地域です。

数世帯の農家さんが、昔ながらの暮らしをされています。

藁細工は大崎の大滝楽舎などで販売しています。


 

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佐渡の山奥でコーヒー焙煎所オケサドコーヒーをやっています。焙煎所お隣の里山カフェ山里で週末にコーヒーを淹れています。

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