
カーフェリーに乗船しての片道2時間半の船旅。景色を眺めたり、佐渡での楽しい時間を想像したりと楽しみ方はいろいろ。そのひとつに船内での食事があります。
船内のスナックコーナーには、佐渡らしいメニューがいろいろありますが。2019年夏に登場し、船内だけでなく各所で話題となっているのが『佐渡汽船カレー イカのスパイスキーマカレー』です。
それまで、船内ではごく一般的なカレーライスを提供していたのですが、佐渡らしさを出して、話題になるような本格的なカレーを開発しようと、新潟県出身でスパイス料理・カレー研究家の一条もんこさんに監修を依頼して誕生したのが『佐渡汽船カレー イカのスパイスキーマカレー』です。

船内ではこんな感じで提供されています。佐渡島形のライスがなんともフォトジェニック!
このカレーを一条もんこさんとともに企画・開発したのが佐渡汽船で働く女性社員を中心にしたPR推進室のみなさんです。佐渡の魅力を発信するチームで佐渡の魅力を手書きした『佐渡は東京23区よりも広いよ新聞』を発行したり、
『さどトリコ』というブログで、みなさんを佐渡の虜にすべく、あらゆる情報を発信しています。

カーフェリー内スナックでの好評を受けて、レトルトにて商品化。カーフェリーに乗らないと食べられなかった味が、自宅で味わえるようになりました。

「10種類のスパイスがしっかり効いていますし、佐渡産のイカも使用しています。けっこう辛口で、食べるとじんわりと汗が出るくらいです。自宅だとご飯の量も自由にできますから、お好みで調節して味わっていただけますよ。しばらくするとまた食べたくなるんです」とPR推進室のメンバーである近嵐さん(左)と小林さん(右)。

口にすると本格的なスパイスの香りと濃厚なイカのうまみが広がります。イカの肝を隠し味に使うことで独特のうまみになっています。細かく刻んだイカの食感もよく、ご飯がどんどん進みます。軽くトーストしたバゲットに乗せるだけで、お酒のお供としても活躍してくれますよ。